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ウォルトディズニーワールド(WDW)のEPCOTにあるアトラクション、ミッションスペースでまた死亡者がでてしまいました。
火曜日にミッションスペースに乗ったあと具合が悪くなり、その後セレブレーション・ヘルス病院に運ばれた49歳のドイツ人女性が、水曜日になって死亡したということです。 彼女はライドから降りたあと、めまいや吐き気を訴えたそうです。 彼女自身の持病や既往症については、高血圧やその他不特定の健康上の問題があるかも知れないとディズニー関係者が述べたそうですが、同時に彼女の家族からはプライバシーの観点から彼女についてのどんな情報も発表してほしくないと要請されていることを、ディズニーのスポークスパーソンは述べているそうです。 ミッションスペースの死亡にいたるアクシデントはこれが2回目で、昨年の6月には4歳の少年が結果的に亡くなっています。 この遠心分離器状のシステムで160人のゲストに2Gの重力をかけるアトラクションについては、WDW側も昨年の死亡事故以後、心臓、首、背中に問題を持っているゲストは乗らないようにという警告を掲示していました。 僕自身は近年、WDWに行っていないので、何かと評判のあまり良くないこのミッションスペースは未体験なのですが、昨年と今回、それが幼児と仮に高血圧症の問題を抱えていた中年女性とであっても、やはりアトラクションシステム自体に問題があるのではと思ってしまいます。 例えば、最近のローラーコースター(ジェットコースター)などのスリルライドでは、瞬間的に2Gよりも遥かに強いG体験ができるライドがいくらでもあります。 ただ、こういった言ってみればシンプルな構造のライドとミッションスペースをはじめとしたタイプのアトラクションとでは、ずいぶんと条件が違うのだろうと考えられるのです。 ローラーコースターで言えば、まず基本的には屋外に剥き出しで、乗る以前からあらかじめゲストに恐怖心からくる自制心(つまり、わたしはやめときます‥‥といった)を与え、自信のない人が乗るのを抑制しますし、またGも緩急が交互にくるなど連続的な負担ではありません。(緩急交互は、それはそれで心臓などへの負担があるのだろうけど) 持続的に心身への負担を与えるライドとしては、回転するタイプや捻りながら動き続けるタイプ(例えば遊園地に良くある巨大なシーソー型のライド)だと思いますが、通常のアミューズメントパークにあるものはやはり屋外型で、かなりゲストを抑制するはずです。 ちなみに、僕は昔からこの手のライドはローラーコースターと違ってあまり好きではなく、気持ちが悪くなりそうだし好んで乗りたいとは思いませんが。 これらのシンプルなライドと比べて、僕がミッションスペースの問題として推測するのは、ひとつはダークライド(屋内型ライド)であるということ。 通常、ダークライド型のスリルライドは、屋外設置のものよりも恐怖心や身体への負担が増えるのではないかと僕は思っています。 またダークライドであることから、事前に予測や本能的抑制がきかず誰でも安心して乗れるのでは、と思わせてしまうことも考えられます。 同時に単純なライドシステムの問題だけではなく、全体的な演出システムを総合したうえでの身体への負担の問題も考える必要があるでしょう。 もうひとつのポイントはディズニーのアトラクションであるということ。 それ自体が、根拠のない安心感をゲストに与えてはいないだろうかと思うわけです。ディズニーのアトラクションなら、それほどの恐怖や負担はないのだろうと。 最近、数多く指摘されるようになったのですが、ディズニーパークのアトラクションの楽しみや特長は刺激のみではないはずだ、ということ。 これは、言い方を変えれば、ゲストは事前にディズニーへの安心感とディズニーらしい楽しみ方への期待を知らず知らずに持っているはずです。 キャーという絶叫が響き渡る屋外のライドならやめておくけど、ディズニーの屋内型アトラクションなら大丈夫、これまで体験したことのないかたちで楽しめるに違いないと。 またディズニーパークには、これまであまりアミューズメントパークなどに行った経験が無く、またスリルライドなどに慣れておらず好きでもないゲストも数多く来園するということもあります。 だからディズニーへの安心感やディズニーらしさへの期待というのは、別にマジックキングダムにのみ限った話ではなく、ディズニーパークであるかぎりエプコットでも共通するでしょうし、またエプコットだからこそ、という問題もあります。 そもそものエプコットの成り立ち、思想や志しをもう一度考えるべきです。 今回、49歳の中年女性の死亡ということで、まさしく中年世代の僕自身としてはなかなか考えさせられる事故のニュースでした。 おちおちテーマパーク好き、アトラクション好きなどといつまでも言っていられないぞと。 人間、年齢が重なってくると、何をするにも身体と相談しなければならなくなってきますが、テーマパークで楽しむ時にも充分にそれが必要な時代になってきています。 本来、男女、親子、子供からシルバーまで、あらゆる垣根を超えて楽しく過ごせるはずのWDWでこういった事故が起きること、またその可能性を有していることは大きな問題です。 難しいのは、いくらディズニーパークとはいえ全てがのんびりしたアトラクションばかりでは、確かに若い層をはじめ客離れが起きてしまうし、またパーフェクトに事故を防ぐのは神の領域でもない限り困難な話です。 ただ、そこをディズニーらしく解決していくのが、ディズニーパークのディズニーパークたる所以でもあるはずだと僕は思っています。 ちなみに、すでにミッションスペースは再開したそうですが、これはいちミッションスペースのみの話ではなく、今後のディズニーパーク全体に関わる話なのではないでしょうか。 《WDW旅行記シリーズ》をお読みになりたい方は、メニュー内の『旅行記コンテンツ(目次)』からか、ここから「目次」のページに行くと、各ページごとにお読みいただけます。 もしコメントをいただけるようでしたら、とても励みになります。 人気ブログランキング参加中!!面白く読んでいただけましたら人気blogランキングへワンクリックお願いします。
by oldwdwfan
| 2006-04-14 12:54
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