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大型ハリケーン・ウィルマは、メキシコのカンクンを通過して、いよいよフロリダ半島の中程を目指して接近中。
フロリダには日曜日から月曜日にかけて上陸、通過するということで、ウォルトディズニーワールド(WDW)やユニバーサルスタジオなどテーマパークやバケーション・リゾートのメッカ、オーランドは、まさに現在、厳重な警戒のなかにあるのでしょうね。 大きな被害がないと良いのですが‥‥‥‥。 ところで日本では、今日から千葉マリンスタジアムで日本シリーズが始まります。 この関連で昨日か一昨日かに見たニュースで、同スタジアムの“駐車場問題”というのがありました。 なんでもマリンスタジアムには自前の駐車場がない!?ということで、通常は隣接する展示会場である幕張メッセの駐車場を使わせてもらっているそうですね。知りませんでした。 普段はそれで済んでいたのでしょうが、間の悪いことに、幕張メッセでは一般の来場者が日本最大の展示会、東京モーターショーの一般公開が始まります。 道路の混雑もかなり予想されるし駐車場の余裕はないし、ということで、TVニュースの取材ではスタジアムの担当社員がモーターショーの主催者と協議しつつ埒があかない様子や、電車での観戦を呼びかけるポスターを急遽張るなどの様子が紹介されていましたが、今日の状況はどうなったのでしょうね。 だいたい野球場などの大型の集客施設で、いくら隣接して展示会場の駐車場があるとはいえ自前のものがないなんて、僕には信じがたい話なんだけど(京葉線の輸送力も決して大きなものではないし)、こういった余裕のないインフラの実状と、いざというときに困るとかトラブルとか、下手をすると事故になるといった話は日本ではよくあることではあります。 さて、こんなことを思いつつ、自動車の国アメリカの(古い表現ですが)ディズニーワールドの駐車場って、日本から飛行機で行くゲストにはあんまり関係ないのだけど、そういえばどのぐらいのものがあるのでしょう?と。 というわけで、いまわかる範囲で書いてみます。(僕のブログにはよくこんな数字とか数量とかがでてきますが、興味のない方、申し訳ありません) WDWの4大テーマパークのうち、Animal Kingdomについては今わからないのですが、Magic Kingdomの駐車場は125エーカーの広さがあって1万2213台のクルマが収容できるとのこと。 1エーカーは約4047平方メートルですから、125エーカーというと51万平方メートル弱、約51ヘクタールということで、Magic Kingdomそのものと同じぐらいの広さがあります。すごく広いのです。 この写真はEPCOTの上空からの写真ですが、EPCOTの駐車場はさらに広くて162エーカー(約66ヘクタール)もあります。 また、MGM Studioの駐車場はこれらよりも小ぶりですが、それでも77エーカー(約31ヘクタール)です。 先ほどのMagic Kingdomの駐車場の広さと収容台数でいうと、1エーカーあたり約98台になりますから、それで換算するとEPCOTは約1万5800台、MGM Studioは約7500台の収容能力があるということですね。 この3つのテーマパークの合計で3万5500台の収容能力ということになり、そのほか、もちろんAnimal Kingdomの駐車場をはじめ、各リゾート&ホテルのそれぞれの駐車場やその他の施設の駐車場が加わることになるわけです。 全体で例えば6万台ぐらいの収容能力があるとして(推定です)、1台あたり3人を平均とすると同時に18万人が、年間で6500万人がクルマだけでWDWに殺到しても大丈夫という数です。(もちろんクルマだけでそんな人数にはなりません) 僕もこれまでWDWを訪れたなかで、各パークの駐車場が満杯になっている風景を見たことはないのですが、それでも先日触れたクリスマスシーズンにはMagic Kingdomの駐車場は、朝の10時には満杯になるのだそうです。 つまり、年間の最ピーク時には満杯になるということもあり得るということで、そのための広さを確保しているのです。まあ、土地が広くて安いアメリカならではのことですけどね。日本ではとうてい無理な話ですが。 ところで、日本でも“パーク&ライド”という言葉が使われたり、耳にされたりした方もいらっしゃるかと思いますが、これはつまり、目的地から少し離れて駐車場を確保して、そこから別の公共的移動手段(バスとかトラムとか)でまとめてお客さんを目的地まで運ぶことを言います。 日本ではまとめて土地が確保できないとか、他の場所の駐車場を有効利用するとか、交通渋滞を防ぐとかのために使われますが、WDWでは理由は違いますがこの“パーク&ライド”という方法を初期の段階からうまく使っています。 例えばMagic Kingdomでは、駐車場は湖(Sevenseas Lagoon)の向こうにあって、そこからゲストをモノレールや船でパークゲート近くまで運びます。 この写真はMGM Studioの駐車場からゲストを運ぶトラムですが、これもパーク&ライドの“ライド”というわけです。(僕は昔、MGM Studioが出来たばかりの頃に行ったときに、思わずこのトラムに乗ってしまいました。アホですね) WDWのパーク&ライドは、パークと駐車場をわざと離してシーン性や気分の盛り上げに使う、でもゲストをあまり歩かせない(単純に200メートル以上は歩かせてはいけない、という話を聞いたことがあります。そういえばあの愛・地球博に行ったとき、小さな団体だったので他県からバスで行ったのですが、愛知県以外用のバス駐車場(??)がゲートから遥かに遠く200メートルどころか果てしなく歩かされました)、ということなどが理由だと思いますが、日本の集客施設や観光地でもこの方式をもっとうまく使って欲しいですね。 自前の駐車場が全くないスタジアムなど論外ですが、それでも日本は電車やバスなど公共交通網の発達でそこらじゅうにライドがあるわけだし。(ただ、都市や周辺部と田舎や僻地との公共交通の落差がひどいのも日本ですが) というわけで、話がとりとめなくなりましたが今日はこの辺で。 《WDW旅行記シリーズ》をお読みになりたい方は、メニュー内の『旅行記コンテンツ(目次)』からか、ここから「目次」のページに行くと、各ページごとにお読みいただけます。 もしコメントをいただけるようでしたら、とても励みになります。 人気ブログランキング参加中!!面白く読んでいただけましたら人気blogランキングへワンクリックお願いします。
by oldwdwfan
| 2005-10-22 17:56
| WDWトリビア解析
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